自己免疫性肝炎:更年期の女性に多く見られ血液中に抗核抗体という抗体が現れる
- 肝臓病の種類と原因と治療法
自己免疫性肝炎:更年期の女性に多く見られ血液中に抗核抗体という抗体が現れる
自己免疫というのは、本来は身を守るための免疫組織が、何かの原因で自分の体の一部を異物とみなし、攻撃することです。自己免疫性疾患の発生原因はわかっていませんが、この病気になると、血液中に抗核抗体という自己成分に対する抗体が現れるので診断がつきます。
- 【参考】「自己免疫疾患」とは
:自分のからだの構成成分を非自己と誤認して、抗体を作る結果起こってくる病気です。
自己免疫性肝炎の特徴
抗核杭体などの自己抗体の産生を認め、自分の肝細胞を攻撃する疾患の一種です。若い女性、または更年期(閉経[大体50歳]前後の数年間の「卵巣機能が終わっていく過程」の期間)の女性に多くみられ、9 割近くの患者さんが女性であることも特徴的です。
自己免疫性肝炎の症状
倦怠感(ケンタイカン)、食欲不振、黄疸(オウダン:身体にビリルビンが過剰にあることによって眼球や皮膚といった組織や体液が黄色く染まる状態)などのほか、発疹(ホッシン)などの皮膚症状、関節の異常、月経異常などが現れます。
自己免疫性肝炎の治療法
「副腎皮質ステロイド」を長期間にわたって服用するステロイド療法が効果的です。肝硬変(カンコウヘン)へと進行しやすい病気ですが、こにのステロイド療法によって長期生存が可能になります。
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・アルコール性肝障害
@ アルコール性脂肪肝 A アルコール性肝線維症
B アルコール性肝炎 C アルコール性肝硬変
・自己免疫性肝障害
@ 自己免疫性肝炎 A 原発性胆汁性肝硬変
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