B型肝炎は今現在、母子感染はほぼ完全に予防可能
- 肝臓病の種類と原因と治療法
B型肝炎は今現在、母子感染はほぼ完全に予防可能
B型肝炎のキャリア(HBキャリア:Hepatitis Bキャリア)にならないためには、その最大の原因である母子感染を予防することがいちばんの近道です。近年の日本においては、免疫グロブリンとワクチンを併用するによって、母親から子どもへの感染は、ほぼ完全に防止することができております。
母子感染は、HBキャリアの母親から生まれた子どもすべてに起こるわけではありません。同じキャリアでも、感染力の強いウイルスを保有している母親の子どもに起こる割合が高いので、そうした乳幼児(生後0日から小学校就学までの子供)を対象に、1986年から、公費によって免疫グロブリンとワクチンの接種が行われています。さらに1990年からは、感染の危険性(リスク)が高い医療従事者にもワクチンの接種が行われています。保有ウイルスの感染力が強いか弱いかは、血液検査をすれば簡単にわかりますので、積極的に受けるようにしましょう。
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- 【参考】「母子感染(垂直感染)」とは
:ご周知のとおり出産に出血はつきものなのですが、生まれる際に、赤ちゃんが通る産道で母親の血液に触れるごとによってウイルスに感染することを『母子感染』いと言います。感染者が親から子へと『タテ』に広がっていくことから、「垂直感染(スイチョクカンセン)」と呼ばれることもあります。
- 【参考】「近年増加しているB型肝炎の感染経路」に関して
:現在、B型肝炎の感染経路として最も注意しなければならないのは、B型肝炎のキャリア(HBキャリア:Hepatitis Bキャリア)の患者さんとの性行為でしょう。夫婦間で感染したり、海外旅行で感染するケースがありますが、パートナーがHBキャリアとわかれば、ワクチンで感染を防ぐことができます。問題なのは不特定多数との性行為などで、相手がHBキャリアであることを知らなかったために起こる感染です。これを防ぐには、こうした行為をしないのが最善なのですが、予防するとしたら、やはりワクチンが確実でしょう。
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